みなさん、投資って、本当にちゃんとしたものなの?と思いませんか?
私も、はじめのころは投資はコワイものだと思っていました。
今回の記事は、そんなあなたに、投資は怖くないということを証明するものです。
1. 「投資がコワイ」と感じるのは自然なこと
「投資ってむずかしそう」「お金を失いそうでふあん」——そう思っている方は、けっして少なくありません。
実際、学校で習うきかいもなく、身近にくわしい人がいなければ、投資に対してネガティブな印象を持つのは当然のことです。
ですが、少しだけ視点を変えてみると、投資は“コワイもの”ではなく、むしろ将来のふあんをやわらげるための心強い味方になります。
たとえば、「老後2000万円問題」を耳にしたことはありますか? さらに、将来にそなえたいと感じる人がふえるなかで、「投資信託」という選択肢が注目を集めています。
この記事では、初心者の方でもあんしんして読めるように、投資信託の基本をやさしく解説します。
専門用語は使わず、身近なたとえでイメージしやすくなるよう工夫していますので、「ちょっとだけ知ってみようかな?」という気軽な気持ちで読み進めてみてくださいね。
2. 投資信託の仕組みをざっくり理解しよう
「投資信託」と聞くと、なんだか堅苦しい印象を受けるかもしれません。
ですが、実はとてもシンプルな仕組みで成り立っています。
🍰 ケーキをみんなでシェアする感覚
たとえば、いろんなケーキを少しずつ味わいたいとき、1人で全種類を買うのはたいへんですよね。
でも、友だちとお金を出し合って買えば、いろんな種類を楽しむことができます。
この「みんなで出し合ってシェアする」という考え方が、投資信託の基本とにています。
🍱 お弁当の詰め合わせに近い感覚
また、毎日自分でバランスのよいおかずをよういするのはたいへんですが、プロが作ったお弁当ならえいようのバランスも考えられています。
投資信託も、さまざまな投資先をまとめてひとつの商品に詰め合わせた「プロが作るお弁当」のような存在です。
🧑💼 運用はプロにおまかせ
集めたお金は「ファンドマネージャー」とよばれる専門家が運用してくれます。
私たちは投資信託を「買って保有するだけ」でOK。また、どの株を買うかなどの判断は、すべてプロが行ってくれます。
3. 投資信託の中身とは? 実際に何が入ってる?
投資信託は“お金の詰め合わせパック”のようなものとご紹介しましたが、ではその中身は具体的にどうなっているのでしょうか?
投資信託の商品ごとに中身は異なりますが、代表的なものとして次のような資産が組み込まれています。
- 国内株式:日本の企業(例:トヨタ、ソニーなど)の株式
- 海外株式:アメリカやヨーロッパ、新興国などの企業の株式
- 債券:国や企業が発行する「借金の証明書」で、比較的リスクはひかえめ
- 不動産投資信託(REIT):マンションや商業ビルなど、不動産から得られる収益をねらう資産
これらをバランスよく組み合わせてくれているのが、投資信託の魅力です。
自分でひとつひとつ選ばなくても、多様な資産に自動的に分散投資できる仕組みとなっています。
4. 投資信託の価格はどうやって決まる?
投資信託の価値は「基準かかく」とよばれる価格によって示され、毎日変動しています。
この価格は、ファンドの中にふくまれる株式や債券などの価格におうじて上下します。
また、ファンドによっては分配金が設定されており、運用益の一部が定期的に分配されることもあります。
ただし、分配金がかならず支払われるわけではなく、ファンドの運用方針や成績によって異なります。
なお、投資信託は“生きた商品”といえるほど日々動いていますが、多くの方は毎日価格をチェックするのではなく、「長期的にコツコツ育てる」スタイルで活用しています。
そのため、忙しい人でも無理なく続けられるのが特徴です。
5. 投資信託が初心者にオススメされる理由(メリット)
投資信託が「初心者向き」といわれるのには、きちんとした理由があります。
代表的なメリットを見てみましょう。
💡 少額から始められる
「投資はお金持ちのためのもの」というイメージを持っていませんか?
実は投資信託は、100円からスタートできる商品もあるため、「ちょっと試してみたい」という方にもぴったり。
少額で始められるからこそ、気軽に一歩をふみ出せます。
💼 プロが運用を代行してくれる
「どの株を買えばいいか分からない」とふあんに思う方でもあんしんです。
投資信託なら、けいけん豊富なファンドマネージャーが運用をたんとうしてくれます。
経済ニュースをいちいちチェックしたり、企業分析をしたりといった手間は一切必要ありません。
🍱 自然と分散投資ができる
投資の基本に「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言があります。
一社の株だけにいぞんすると、その企業にトラブルがあったときに大きな損失を受けるリスクがあるためです。
その点、投資信託は最初から複数の資産に分散投資されているため、リスクをおさえながら運用が可能になります。
🛠 手間がかからない
一度購入すれば、基本的には運用をプロにまかせる形になります。
「忙しくて投資のことまで手が回らない」という方にも、非常に相性がよい投資方法といえるでしょう。
6. 投資信託を始める前に知っておきたい注意点(デメリット)
投資信託にはメリットが多い一方で、事前に理解しておきたいリスクや注意点も存在します。
「知らなかった…」と後悔しないためにも、以下のポイントはしっかりチェックしておきましょう。
💸 手数料がかかる
投資信託には、商品を購入・保有・売却する際に各種の手数料がかかります。
これは「運用をプロにまかせるための費用」ともいえますが、手数料が高いと利益を圧迫してしまう原因になることも。
商品によって手数料の設定は異なりますので、購入前にかならず確認しておきたいポイントです。
📉 元本保証はない
投資信託はあくまで“投資商品”のため、元本保証はありません。
つまり、預けたお金が減る可能性もあるということです。
しかしこれは、きちんとリスクを理解し、長期・分散で運用すれば、あるていどコントロールが可能なリスクでもあります。
⏳ 売るタイミングによって損する場合も
投資信託の価値は日々変動するため、売却のタイミングによっては損をしてしまう可能性もあります。
ただし、これは一時的な価格変動によるものが多く、「あせってすぐに売ってしまわない」ことが大切です。
長期的にじっくりと育てる意識を持つことで、リスクをおさえることができます。
😟 ネガティブな口コミにまどわされない
「投資信託で損した」という声をSNSやネットで見かけたことがあるかもしれません。
ですが、その多くは、
- 短期間で大きな利益をねらった
- 商品の内容を理解せずに購入した
といったケースが原因です。
正しい知識と運用スタイルを身につければ、投資信託はけっして“危ないもの”ではありません。
7. 投資信託のはじめ方|口座開設から購入まで
ここまで読んで、「ちょっとやってみようかな?」と思った方のために、投資信託の始め方をステップごとに解説します。
🏦 ステップ1:証券口座を開設する
まず必要なのは、証券口座の開設です。
今ではスマホひとつで完結できるネット証券が主流で、初心者でもカンタンに申し込みができます。
人気の証券会社には以下のようなものがあります。
口座開設は無料です。また、必要な書類(本人確認書類など)をスマホでアップロードするだけの手軽さです。
💰 ステップ2:少額から購入してみる
証券口座ができたら、いよいよ投資信託の購入です。
購入金額を入力するだけで、100円や1,000円といった少額から投資をスタートできます。
「まずはお試し感覚でやってみたい」という方でも、気軽に始められるのが魅力です。
📦 ステップ3:NISAやiDeCoの活用も検討しよう
将来の資産形成を見すえている方には、**NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)**などの制度を活用するのもオススメです。
これらの制度を使えば、投資信託の運用益や分配金に対して税金がかからないという大きなメリットがあります。
※NISA・iDeCoの詳細は、今後べつ記事でわかりやすくご紹介する予定です。
8. まとめ|投資信託は「知ればあんしんできる」最初の一歩
ここまで投資信託について見てきましたが、いかがでしたか?
むずかしそうな名前とはうらはらに、投資信託は初心者にこそオススメしたい投資商品です。
その理由は以下のとおりです。
- 少額からスタートできる
- プロに運用をまかせられる
- 分散投資でリスクをおさえられる
- ほったらかしでも長期的に育てられる
もちろん、投資である以上リスクはゼロではありません。
しかし、仕組みをきちんと理解しましょう。そして、自分に合った方法で使っていけば、投資信託は将来へのそなえを支えてくれる心強い味方になってくれるはずです。
「ちょっと気になる」と思った今が、始めどき。
まずは証券口座を作って、少しずつ資産運用の世界にふれてみてはいかがでしょうか?
📝 次回は「NISAって何?」をテーマに、初心者向けにやさしく解説します!
投資をもっと深く知りたい方は、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね✨
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